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『アルパインクライミング考』 横山勝丘 著 [独り言]

アルパインクライミング
 ようやく読み終わりました。残りの時間が無いため順番を決めて読んでいるのですが、読みたい本が山積みになっていてなかなか進みませんでした。
 今のアルパインクライミングを知るためにも、クライマー必読の書です。これだけのレベルのクライミングをおこなわなくても、アルパインクライミングとは何かを考えるヒントになるでしょう。
 それにしても、私がアルパインクライミングをしていた時代との違いを痛感しました。ギア、技術、知識等アルパインクライミングに必要な要素の進歩が凄まじいです。当時のアルパインクライミングとしての私の目標は、ヨーロッパアルプスでした。そのトレーニングとして行っていたのは、北岳バットレス、谷川岳一ノ倉等での継続登攀でした。早朝広河原を出て北岳バットレスのルートを二本継続し夕方には広河原に下山、そのまま翌日は小川山でクライミングする。穂高のパチンコは同じですが、内容の濃さにレベルの違いを感じます。また、剣岳周辺では一日でルートを複数本登り長次郎雪渓をアイゼン無しのバイル一本で下るようなトレーニングをしました。今は瑞牆のルートを継続するようなクライミングもトレーニングをして行っていることに、レベルの高さを痛感します。それでなければ、パタゴニア等のクライミングは出来ないでしょう。
 初めてヨーロッパアルプスを計画した時は、離職、離婚を覚悟していました。それでも行きたかった時期でした。初めてのヨーロッパアルプスは驚きの連続でしたが、アルパインクライミングを考える素晴らしいきっかけになりました。アルパインクライミングには、フリークライミングの技術が重要である事を痛感したのもこの時です。
 昔を思い出しながらも、著者の熱い思いを感じました。
 最後に、本文から素晴らしい一文です。「クライミングは、決して体を動かすだけの行為ではない。人間が持っているすべての能力を駆使して、この大きな自然と対峙するのだ。限りなく広がる可能性に夢を抱けば、これから先の人生をきっと素晴らしいものになると思わないだろうか。」

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森正弘さんの命日 [独り言]

 今日は森さんの命日です。あれから10年が過ぎました。もう、10年が過ぎてしまったんですね。北里大学病院の病室で亡くなったのですが、その時の事は忘れられません。最近は、森さんとあの世で一緒に登れる日が近づいているの、をひしひしと感じます。
 何時も命日になると考えるのは、、今のクライミングを森さんが生きていたら如何感じるのだろうと。今のコンペやWCのクライミングは本来のクライミングとは違う。娯楽、スポーツ、冒険の区別の理解が薄いクライミングに異議がある、と言うのではないでしょうか。最近はテレビでWCやコンペが放映されるようになりましたのでよく観るのですが、やはり本来のクライミングとの違いを感じます。
 森さんの話が聞けないのが残念です。何度も夜中まで話をしましたが、おかげで翌日は殆どクライミングになりませんでした。あの世なら時間制限は無さそうなので、じっくり話を聞けそうです。
レッドロックスジョシュアツリー
タグ:森正弘

ROCK&SNOW71号 [独り言]

 今号も見応えのある記事がたくさんあり、じっくり楽しみながら読めました。「現代クライミングの到達点」「カミングデバイス」等興味深かったのですが、一番はベルト・ツァンガール、ボルダリング界の先駆者のインタビュー記事でした。特に魅かれたのはグレーディングの項で、ヘボクライマーの私でさえ感じていた事でした。ロクスノを読んでいない方にも是非知っていただきたいので、一部ですが引用させていただきます。以下、引用です。
 グレーディング
 今のボルダリング界の雰囲気は過度に競争的なもになってしまっていますよね。そして、あたかもグレードとそれを表す数字が、ボルダリングだけでなく、クライミング全体のなかで重要な位置を占めてしまっている。それには、いささかうんざりさせられますよ。それに、例えば「あくまで個人的な基準だ」と言ったところで、グレーディングはすでに当初の、本来の目的を失ってしまっているのではないでしょうか。グレードは次第にうぬぼれ屋の自撮り、自己PRの材料になってきているように思われます。いま一度、ここでグレーディングシステムの目的について論じ、それを構築するためには何が必要なのか皆で考えるべきでしょうね。私がグレードについて口を開かないのは、数字を追いかけるゲームに加担したくないからですよ。それに加えて、別の理由もあります。だって、数字がなければ、そこは静かなままですよね。

いまを生きる [独り言]

 人生の残り時間を強く意識したのは、昨年の秋でした。70歳間近で身体の多数の箇所に不具合が見つかり当面経過観察となったものの持病もあり明日は無い状態に変わりはなく、これからのクライミング人生を考えました。寒さに極端に弱いので冬の間に登れるエリアは、城ヶ崎しかありません。城ヶ崎のルートを色々調べてみると、登っていないルートがたくさんのを発見。既に登っているルートもたくさんあるのですが、クライミングの充実感を求めて登りたいルートをリストアップすると60本以上のルートとなりました。
 早速昨年のシーズンからトライを開始、先日までに56本のルートを完登。10マスターですが1本以外一度のトライで登れたのが非常に嬉しいです。既登ルートは昔を思い出しながら、オンサイトルートは、オンサイトトライの素晴らしさを感じながら、登る一本、一本に思いを込めて登ってきました。城ヶ崎のクラックルートの多彩さ、難しさ、素晴らしさ、楽しさ、厳しさが、心に残るクライミングにしてくれたと思っています。
 今月20日から四国の大堂海岸へ二度目のクライミングに出かけますので、残りのルートのトライは5月から再開です。大堂海岸では、目標ルート16本のオンサイトトライに今から一寸興奮気味ですが、結果にとらわれず充実した納得の出来るクライミングが出来たら嬉しいです。
 城ヶ崎の目標ルートの残りは10本で、昔既に登っているルートが6本、RPトライ中が2本、残りはオンサイト狙いですがどうなりますか。この中に11台が二本あり、このオンサイトのためにトレーニングに励みます。
 明日の有無が不明な毎日、今日を大切に、出来る事にベストを尽くすクライミングが悔いのないクライミングに繋がると確信します。昔観た映画「いまを生きる」を思い出しました。
 また、私のクライミングは、パートナーが居なくては出来ません。色々な障害を越えて共にクライミングしてくれるパートナーに感謝以外の言葉が見つかりません。

「ALON ON THE WALL 単独登攀者、アレックス・ホノルドの軌跡」 [独り言]

 クライマーのアレックス・ホノルドを映像で見たのは、昨年のバンフマウンテンフィルムフェスティバル東京会場でのドキュメンタリー作品でした。その後、DVD「REEL ROCK10」のトミー・コールドウェルとのパタゴニア・フィッツトラバースも観ましたので、この本には非常に興味を持っていました。
 著者の成長する姿が、良く分かります。各々のフリーソロの記述を読むと、その都度、背筋がゾクゾクします。ハーフドーム(ヨセミテ)・レギュラールートのサンク・ゴッド・レッジを歩いている写真には、私が昔ここをリードした時を思い出して震えがきました。私は、腹ばいで下を見ないようにしながら恐々のクライミングでした。また、エルキャピタンのノーズルートの記述部分も、私が登った時の事を鮮明に思い出させてくれました。両リートを知っているだけに、フリーソロする技量と精神力に驚愕しかありません。そしてザイオン国立公園のムーンライト・バットレスのフリーソロ。実はこのルート、昔登りたくて(勿論エイドですが)ザイオンへ偵察に行った事があります。その時の写真は、こちらから。美しいクラックが続くルートで、どうしても登りたかったルートでしたが、残念ながらパートナーが見つからず今に至ってしまいました。その他、ジョシュアツリー、レッドロックス、スミスロックと経験した場所が記述に出てくるので、イメージを作りながら一気に読んでしまいました。これだけのクライミングするには、とてつもない集中力、自己コントロール能力、技量が必要なのでしょう。
 少年から大人へ成長したホノルド。これから、どのようなクライミングと生き方を見せてくれるのか楽しみです。続編を期待します。
REEL ROCK10ALON ON THE WALL
タグ:アレックス
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今年のクライミング [独り言]

 今年のクライミングは、どうなりますか。もうすぐ70歳。体力、筋力の衰えをひしひしと感じます。少なくとも現状を維持するために出来るだけのトレーニングをしているのですが、如何せん加齢には勝てません。クライミングの対し方そのものを考えなければならない時期になってきたようです。まあそれでも何とか城ヶ崎のクラック60本を登る目標は、残り18本なので本年中に達成したいです。海外遠征は持病のため難しくなってしまいましたので、今年は国内の遠征を二箇所(大堂海岸、九州)を計画しています。ジムクライミングも勿論大好きですので、故障をしない程度に頑張りたいと。その故障しない程度の見極めが難しいのですが。
 それにしても昨年は大変な年でした。知人でクライミングで怪我をした方が6人。全員入院の重症でした。他にクライミングが原因で故障した人が数人。その他登山で一人死亡と。悲しい年でした。そして、私自身も大変な一年でした。ヨーロッパでは、一泊目のジュネーブで体調が悪くなり翌日緊急帰国。この後人間ドック等で検査をしたのですが、たくさん体内の不具合が見つかり、参りました。肝内胆管拡張症、目の疾患(既に三回手術)、大動脈石灰化、腎臓、胆のう結石、前頭葉の出血等、この他長い間の持病で偏頭痛、自律神経の疾患があり、これらの精密検査に半年を費やし体調が良くなったのは12月に入ってからでした。結局、経過観察や定期的な検査が必要となったのですが、何時命が尽きても不思議でない状況を認識する事となりました。
 また、身近な人にも亡くなった方が数人でて、一時は私が今年の止めかと思ったのですが今回も運良く生き残りました。で、今年のクライミングへの思いは「明日は無い」の一念です。アルパインクライミングをしている時からの思いですが、いよいよその思いが強くなりました。終わりの時が、すぐ近くにあるのを感じます。



森正弘さんの命日 [独り言]

 昨日は森さんの九回目の命日でした。もう亡くなって十年目ですか。先日、小川山廻り目平のキャンプ場のよく森さんがテントを張っていた場所で森さんの思い出話をパートナーとしてきました。亡くなって何年過ぎても話題は尽きません。
 昔の写真を整理していたら2003年のGWに登りに行ったジョシュアツリー、レッドロックスアメリカ)での森さんの写真が見つかりました。この時は後半二人でのクライミングでしたが、森さんのクライミングの様子を初めて録画しました。帰国後この録画をICI石井スポーツのお店で放映していましたので、ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、この時に宿泊したホテルの近くのお店で一緒にジーンズを購入したのを思い出しました。今でも穿いているのですが、このジーンズを穿くと当時よりかなり痩せたのを実感します。また、あの時の楽しかったクライミングの日々を思い出します。
 森さんが生前危惧していたクライミングのレジャー化によるクライミング文化の劣化が、今進んでいるように感じます。山登り、クライミングには誰もが認める価値観があります。価値を無視して結果だけを求める時代になってしまいました。森さんの命日には、特にこの事を考えてしまいます。
ジョシュアツリージョシュアツリージョシュアツリー
タグ:森正弘

海外遠征の終わり? [独り言]

 先日ヨーロッパアルプスへ出かけたのですが、ジュネーブから急遽帰国しました。
最初の宿泊地のジュネーブで体調が悪化し、念のため旅を取りやめて帰国しました。持病の偏頭痛の長期化に加え、十数年間発症のなかった自律神経の疾患が出始めジュネーブのホテルでは一晩苦しい思いをしてしまいました。この自律神経の疾患が出ると海外はほとんど不可能になってしまいます。過去60回以上の海外クライミングでは発症しなかったのですが、今回はだめでした。やはり年齢のために体調の管理機能が衰えているのかもしれません。持病や怪我の後遺症が出始めていたので気にはしていたのですが、とうとう現実になってしまったようです。海外で病院に入院したり治療を受けると大変なのは家族で経験済みなので、何とか帰国できる内にと決断しました。帰国の航空券もすぐに現地にて購入。ただ、ジュネーブ発の便の出発がおくれチューリッヒで乗り継げず参りました。他社便に変更で何とか11日中には帰国できましたが、チケットをビジネスクラスで購入したのが良かったようです。エコノミーの方達は翌日の便にまわされてようです。
これから体中の検査を始めます。どのような結果がでますか、もう歳なのでどのような結果が出ても驚くことはありませんが。どちらにしても海外に出かけるのは無理かもしれません。行けるときに行っておかないと登れるチャンスは無くなってしまいます。岩は逃げます。
 ヨセミテではハーフドームのレギュラールートの大きなフレークが剥がれ登れない状態になったそうです。昔、登っておいて良かったです。登れるチャンスは逃すべきではありません。今日まで「今しか出来ないクライミングをする」を目標にクライミングしてきましたが、これからは「今出来るクライミングで楽しむ」を目標に余生をおくりたいと思います。まだまだ登りたい海外の岩やルートはたくさんあるのですが、来世の楽しみに取っておきます。


謹賀新年 [独り言]

 とても新年おめでとうございますと言える日本の状況ではありませんが、何とか新年が向かえれれたかなと。
 65歳を越えた頃から体調が何となく悪く、古傷(恥ずかしながら手術5回、骨折5箇所、入院数知れず)が痛みだしたり肘痛、右腕上腕の痛み、偏頭痛など身体の不具合が続き約二年間思うようなクライミングが出来ませんでした。ようやく昨年12月ごろから徐々に体調の回復が実感出来るようになってきたので、今年は身体作りに励みながら目標を立てたクライミングしたいと新年の志をたてたところです。秋には20年前から憧れていたアメリカクラックエリアに行けそうな機会があり、それに向けてのトレーニング目標を立てました。先ずは、城ヶ崎のクラック厳選57本を今シーズン中に登り込みたいです。殆どのルートはオンサイトで登っているルートなのですが体力、技術、気力が衰えた今の状態で登れるかどうか。自分にとってもう一度頑張ってみる価値は充分にあると考えました。登っていないルートも3本あるので、オンサイトトライも楽しみです。夏には北海道、小川山、不動の岩場と夢はたくさんあるのですが、体調次第ですのでどうなりますか。
 もういつお迎えが来ても不思議は無い年齢ですので先の事はわかりませんが、夢を糧に毎日を過ごして行ければと思っています。素晴らしい一年でありますように。本年も宜しくお願いいたします。

今年はどうなりますか(^^♪ [独り言]

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。 
 タイの夏のようなクライミングから帰り、東京の余りの寒さに参っています。
 昨年は4月のスミスロックから始まりヨーロッパアルプス、ヨセミテ、タイと忙しい一年でしたが、納得のクライミングが出来たかと言えば、沢山の反省が。特にヨセミテ、タイのクライミングで思い出したのは、友人で亡き森正弘さんが何時も言っていた「クライミングと真剣に向き合っているか」の言葉でした。森さんは、クライミングと真剣に向き合っている人が好きでした。私が友人として認めてくれていたのもその事を感じてくれたからだと思っています。やはり、私もクライミングと真剣に向き合わない人と一緒に登る事は無いでしょう。海外でクライミングを一緒にするなら尚更です。
 徐々に自分のイメージしたクライミングが出来なくなってきましたので、今年は年齢に応じた身体作りとメンテナンスをしながら自分なりのクライミングに繋げて行きたいと考えています。家庭の事情もあるのですが、クライミングパフォーマンスの低下で海外クライミングツアーの自分にとっての価値や意味が薄れてきました。海外の岩場にはまだまだ沢山行きたい所があるのですが、国内の岩場にも魅力的な場所があるので残りの時間を国内の岩場へ向けてみようかなどと考えている新年です。振り返ってみると、海外でたくさん登り、楽しみました。もう充分だろうと、森さんに言われているような。
さて、今年はどの様なクライミングが出来ますか?
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